チーム

ベス・ハリントン

プロデューサー/監督/脚本

エミー賞受賞歴を持つインディペンデント映画作家。アメリカの文化、歴史、芸術、音楽をテーマに作品を手がけている。

ロックンロール草創期を切り拓いた女性たちを描いた『Welcome to the Club—The Women of Rockabilly』は、2003年にグラミー賞にノミネートされ、全米各地のPBS系列局で放送された。

2014年には、カーター·ファミリーとキャッシュ·ファミリーを軸にカントリー音楽の歩みを描いた『The Winding Stream: The Carters, the Cashes and the Course of Country Music』がSXSWでプレミア上映され、数々の映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞をはじめとする賞を受賞。ニューヨーク·タイムズ紙とヴィレッジ·ヴォイス紙の両紙で「Critics’ Pick」に選出された。

また、ボストンの公共テレビ局WGBH、ポートランドのOregon Public Broadcasting(OPB)でも、地域および全米向け番組のプロデュース、演出、リサーチ、執筆を手がけてきた。

シラキュース大学でパブリック·コミュニケーションの学士号、マサチューセッツ大学ボストン校でアメリカ研究の修士号を取得。

朝香初美

共同プロデューサー

30年以上にわたり映像制作に携わる。日本では、日本テレビ、TBS、テレビ朝日、テレビ東京などで多岐にわたるジャンルの番組の構成·演出を担当。その後ニューヨークに移り、TV Japanの番組ディレクターを経て、NHKのプロデューサー/ディレクターとしてニュース、ドキュメンタリー、スポーツなど幅広い分野の番組制作に携わる。ニューヨークからの生中継セグメントはNHKの朝の報道番組で長年にわたり放送された。

近年は、アメリカの女性エグゼクティブたちへのインタビュー番組「スターウーマン」をはじめとする社会·時事番組や、NHK WORLD-JAPANの英語コンテンツを制作している。ドキュメンタリー映画『Tokyo Hula』ではアソシエイト·プロデューサー、2020年東京オリンピックではアシスタント·テクニカル·ディレクターを務めた。

ノラ・コリー

共同プロデューサーのノラ・コリーはフリーランスの映像制作者で、オレゴン州の公共メ ディアOPBの「オレゴン・エクスペリエンス (Oregon Experience)」および「オレゴン・アー ト・ビート(Oregon Art Beat)」のプロデューサーとして、主にドキュメンタリー制作に携わっ ています。ニューヨークでキャリアをスタートし、映画監督ユージン・ジャレッキのもとで サンダンス映画祭で審査員大賞を受賞した「ホワイ・ウィ・ファイト(Why We Fight)」「ザ・ ハウス・アイ・リブ・イン (The House I Live In)」をはじめ、ドキュメンタリー「ザ・キング (The King)」、HBOの「レーガン (Reagan)」などの作品に参加しました。 また、人々が地球環境をより大切にするための学びやきっかけとなるコンテンツやイベント を手がける環境活動団体、メイキング・アース・クール (Making Earth Cool) のメンバーでも あります。

フランシーン・ブライス=ルイス

制作顧問のフランシーン・ブライス=ルイスは、先住民の映像作家たちが自らの物語を伝え ることを支援するビジョン・メーカー・メディアのエグゼクティブ・ディレクターです。  以前は、先住民の芸術と文化を支援する慈善団体、ネイティブ アーツ・アンド・カルチャー ズ・ファンデーション (Native Arts and Cultures Foundation)でプログラム・ディレクター を務め、一般向けプログラム、助成事業の戦略策定、実施、評価を統括しました。ナショナ ル ジオグラフィックでは支援事業、オール・ロード・フィルムズ・プロジェクト (All Roads  Film Project) のディレクターを、女性映像作家を取り上げたシリーズ「Women Hold Up  Half the Sky」ではプロデューサーを務めました。スミソニアン協会の伝統文化の持続と理 解を深めるための教育研究ユニット、また国立アメリカ・インディアン博物館での勤務経験 もあり、プロジェクト・マネジメントから芸術・文化まで幅広い分野で活動してきました。  

ネブラスカ大学オマハ校で演劇マネジメントの修士号を、ドエイン大学で演劇の学士号を取 得。先住民としてのアイデンティティを大切にしており、父方にイースタン・バンド・チェロ キーとシセトン=ワペトン・ダコタ、母方にナバホのルーツを持ちます。  芸術分野やコミュニティのリーダーシップにおいて、文化的多様性と公平性を推進してきた 活動が評価され、数多くの賞や表彰を受けています。

スーザン・ウォルシュ

スーザン・ウォルシュは、過去40年にわたり、メディア芸術団体センター・フォー・インデ ペンデント・ドキュメンタリー(CID)のエグゼクティブ・ディレクターを務めています。在 任中、CIDは独立系映像作家とともに250本を超えるドキュメンタリーを制作。作品は全米の 公共テレビやケーブルテレビで放送されたほか劇場公開され、世界各地の教育機関にも届け られてきました。 

CIDの運営責任者として、組織および財務管理、資金調達、広報を担うとともに、CIDの映像 作家たちに制作面・技術面でのサポートを提供しています。近年のCID作品には、2021年ア カデミー賞にノミネートされた「ハンディキャップ・キャンプ – 障がい者運動の夜明け (原 題 Crip Camp)」、2021年エミー賞を受賞した「アーニー& ジョー (Ernie & Joe)」、2022年 アカデミー賞にノミネートされたドキュメンタリー「アセンション(Ascension)」などがあり ます。 

これまでには、インデペンデント・テレビジョン・サービス(ITVS)の地域連携プロジェク トでフィールド・オーガナイザーを4年間務めたほか、映像作家フレッド・サイモンとともに 公共テレビ向けドキュメンタリーを共同プロデュースしました。独立系映像作家への長年に わたる支援が評価され、映像業界の非営利団体、Women in Film & Videoからからイメージ・ アワードを受賞しています。

キョン・リー

共同編集のキョン・リーは、サンフランシスコ・ベイエリアを拠点に活動する映像作家・編 集者です。韓国にルーツを持ち、日本で生まれ育ちました。  

監督デビュー作「TELOS: ザ・ファンタスティック・ワールド・オブ・ユージン・ツイ」は、 ベイエリアで活動する先鋭的な建築家ユージン・ツイを描いたドキュメンタリーで、2014年 にニューポートビーチ映画祭、アリゾナ国際映画祭、サンディエゴ・アジア映画祭を含む、 世界各地で上映され、その後PBSを通じて全米で放送されています。  現在は、ベイエリアの住宅危機をテーマにした次回作「マイ・ランドロード(My Landlord)」 

(仮題)を制作中。2023年にはホームレス問題を取り上げた短編シリーズ「We R Here」 をプロデュースし、デンマークのオーデンセ国際映画祭でプレミア上映されました。また最 近では、キム・アノ監督による長編ドキュメンタリー「¡Quba! (キューバ)」のプロデュース 

と編集を担当。同作はフィデル・カストロ後のキューバで平等を求めて活動するLGBTQの活 動家たちを描いています。  

さらに、バーチャルプロダクションについての知識と専門性を深めるため、3Dアニメーショ 

ンも学んでいます。

エミリー・フォン・W・ギルバート

共同編集のエミリー・フォン・W・ギルバートは、ニューヨーク大学で、著名なドキュメン タリー作家でメディア・アクティビストのジョージ・ストーニーによる映像制作のクラスを 受講したことをきっかけに映画の世界に入りました。  

オレゴン州ポートランドに移ってからは、数多くの映像作家から編集を依頼され、アイリー ン・テイラー=ブロドスキー監督のHBOドキュメンタリー「オープン・ユア・アイズ(Open  Your Eyes)」「ビーウェア・ザ・スレンダーマン (Beware the Slenderman)」、ブライ アー・レヴィット監督の「グラフィック・ミーンズ (Graphic Means)」、ジャン・ハーケン 監督の「ネセシティー(Necessity)」シリーズ、ベス・ハリントン監督の音楽ドキュメンタリー 

「ザ・ウィンディング・ストリーム (The Winding Stream)」「ザ・ミュージシャナー  (The Musicianer)」などに携わってきました。そのほか、数多くのコマーシャル作品も手が けています。  

現在は、ミュージシャン、プロデューサー、作曲家として活躍したジャック・ニッチェの生 涯を描く、クリスチャン・セント・クレア監督の長編ドキュメンタリーの仕上げに取り組ん でいます。

アジア・ブラウン

撮影監督のアジア・ブラウンは、これまで自分の声を十分に届ける機会がなかった人々を取 り上げる作品を積極的に手がけ、特に女性、BIPOC(黒人、先住民、その他の人種的マイノ リティ)、LGBTQ+コミュニティに焦点を置いています。  

主な作品に、Amazonプライムのドキュメンタリーシリーズ『テッド・バンディ‒ 連続殺人 犯を愛した女 (Ted Bundy ‒ Falling for a Serial Killer)』があります。同作は、テッド・バ ンディ事件をフェミニストの視点から検証した初めての作品として制作されました。初監督 作品「セルフ・ワーシップ (Self-Worship)」は、性暴力によるトラウマを経験したサバイバー が、自らの身体とのつながりを取り戻していく過程を大胆なフェミニストの視点で描いた作 品で、複数の賞を受賞しています。  

そのほか、長編映画「ア・カディッシュ・フォー・バーニー・マドフ (A Kaddish for  Bernie Madoff)」、レブロン・ジェームズの「アンインターラプテッド (Uninterrupted ‒  Becoming More with Kendra Little)」、NIKE ウーマンの「ナラティブ・イマージョン (  Narrative Immersion)」、受賞歴を持つシェフ、ケイティ・バトンが出演するマグノリア・ ネットワークの人気番組「フロム・ザ・ソース (From the Source)」、アメリカ初の公にト

ランスジェンダーであることを明らかにした市長を描く「スチュ・フォー・シルバートン  (Stu for Silverton)」、人種差別に根ざしたオレゴン州法の廃止をめぐる取り組みを追った 「スティル・イン・プリズン (Still in Prison)」、4人のLGBTQ+当事者を通して、アイデン ティティと健康、ウェルビーイング、人間性が交差する複雑さを描いた「アンフィクスト: アンサング (Unfixed: Unsung)」などがあります。  

さまざまな非営利団体と協力し、オレゴン州のホームレス問題の解決、BIPOCの学生が芸 術・科学・自然に触れる機会の拡大、そして大切な人を亡くした子どもたちを支援するダ ギー・センターの活動などに関する映像制作にも携わっています。

ケビン・フォレスト

撮影/照明のケヴィン・フォレストはニューオーリンズ生まれ、スコットランド育ち。  スコットランドでは、2台のVCRと即席のサウンドボードを使って編集を始め、スケート ボード・ビデオの制作に夢中になるあまり、家庭用ビデオカメラを何台も壊しました。そん な経験を重ね、現在はオレゴン州ポートランドを拠点に、監督、撮影監督、インディペンデ ント映像作家として幅広く活動しています。  

これまでに8本の長編映画と数多くのミュージックビデオを手がけ、長編映画「エボリュー ション・オブ・イーヴル (Evolution of Evil)」では、ロサンゼルス・インディペンデント映 画祭の監督賞をはじめ、数々の映画祭で受賞。スコット・バラード監督の長編映画「デス・ オン・ア・ロック (Death on a Rock)」でも、撮影監督として複数の賞を受賞しています。  

ポートランド・コミュニティ・カレッジでは教授として、撮影、照明、ミュージックビデオ 制作を教えています。ポートランドを拠点としながら世界各地で撮影を行い、多彩な映像作 品に携わってきました。国際撮影監督組合 (International Cinematographers Guild) ロー カル 600のメンバー。

 

ジョーダン・ユーセビオ

音響デザインのジョーダン・ユーセビオは、オレゴン州コーバリスを拠点に活動していま す。主な音響デザイン作品には、ダンスとホラーを融合させた「チスパ (CHISPA)」、短編 ドキュメンタリー「ビジョンズ (Visions)」、長編ホラーコメディ「イット・カッツ・ディー プ (It Cuts Deep)」、アニメーション映画「セヴェランス (Severance)」などがあります。  チャップマン大学で映画制作を学び、美術学士号(BFA)を取得。プロデューサー、監督、脚 本家としても活動し、自身の作品で数々の賞を受賞しています。近作「ウェスタン・エグジッ 

ト (Western Exit)」は、疎遠になった3人の娘たちを再び結びつけようとする父親の最後の 試みを描いた作品です。

現在は、親であることと異次元世界をテーマにしたSFホラー「シャワー (SHOWER)」のポ ストプロダクションに取り組んでいます。そのほか近年では、ベス・ハリントンの音楽シリー ズ「ザ・ミュージシャナー (The Musicianer)」で音響デザインを担当し、ドキュメンタリー 

「ビヨンド・ザ・デュプレックス・プラネット (Beyond the Duplex Planet)」ではロケー ション録音を担当しています。

スコット・バラード

撮影のスコット・バラードは撮影監督として広く知られる一方、監督、プロデューサーとし ても活躍しています。近作の「ウェスタン・エグジット (Western Exit)」「デス・オン・ア・ ロック (Death on a Rock)」「ノース & ノーウェア (North & Nowhere)」は、世界各地の80以 上の映画祭で上映され多くの賞を受賞しています。 

ボストン大学で映画制作の美術学修士号(MFA)を取得。ニューヨーク、シアトル、ロサンゼ ルス、ニューオーリンズ、ボストンなど、各地の映画制作の現場で活動してきました。 現在は、日本人科学者が永遠の命の秘密を探究する姿を追ったドキュメンタリー「ミス ター・インモータル・ジェリーフィッシュ・マン (Mr. Immortal Jellyfish Man)」のポストプロ ダクションに取り組んでいます。また、サバンナ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザ インで映画制作を教えています。

ミーガン・ニール

第一撮影助手のメーガン・ニールは、オレゴン州ポートランドを拠点に活動する、映像を通 して物語を伝えることに情熱を注ぐ映像制作者です。長編映画、短編映画、コマーシャルな ど幅広い制作現場で経験を重ね、人々の心に届くメッセージを伝えてきました。 ARRI AlexaやREDのカメラシステムを専門とし、「私たちのミスター・マツラ (Our Mr.  Matsura)」や「サモニング・ザ・スピリット (Summoning the Spirit)」などの作品に参加。美 術教育やスタジオ運営の経験もあり、クリエイティブな感性と技術的な専門性の両方を生か して活動しています。 

現在はポートランド・コミュニティ・カレッジで、メディア制作およびメディアサービスの 業務に携わりながら、映像制作や共同制作のスキルをさらに磨いています。 

マーク・オートン

マーク・オートンは、ドキュメンタリーから劇映画まで数多くの映画音楽を手がける作曲家 で、特にアカデミー賞にノミネートされた映画「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ  (Nebraska)」(2013)の音楽で広く知られています。サンダンスの作曲家フェローシップに 選出され、国際映画音楽批評家協会の最優秀新人作曲家賞にもノミネートされました。アレ クサンダー・ペイン監督のアカデミー賞複数部門ノミネート作品「ホールドオーバーズ 置い てけぼりのホリディ(The Holdovers)」(2023)の音楽は、アカデミー賞の候補作を絞り込 むショートリストにも選ばれました。  

同じ2023年には、バラク・オバマ元大統領が現代のアメリカで働く人々と対話するNetflix 作品「ワーキング ~社会を創る、”働く”の景色~ (Working: What We Do All Day)」の音 楽を担当。そのほか、「ピープル・プレイシズ・アンド・シングス (People Places and  Things)」「ザ・ボックストロールズ (The Boxtrolls)」、ケン・バーンズの「ザ・ルーズベ ルト:アン・インティメット・ヒストリー (The Roosevelts: An Intimate History)」、ミ ゲル・アルテタ監督の「ザ・グッドガール (The Good Girl)」、フェルナンド・メイレレス 監督の「360」、バスター・キートンの「キートンの大列車追跡 (The General)」公開90周 年記念版など、数多くの作品で音楽を手がけています。  

マークは、それぞれの時代を象徴する楽器や音楽、環境音を取り入れ、その時代の雰囲気を 生かしながらも新鮮さを感じさせる映画音楽を生み出すことを得意としています。

チーム松浦

「私たちのミスター・マツラ」の制作は才能豊かで献身的な東京の仲間たちにも支えられま した。 

撮影監督の橋本尚弘は、日本映画撮影監督協会の理事を務め、日本アカデミー賞協会の会員 でもあります。1983年にテレビドラマのカメラマンとしてキャリアをスタート。その後、音 楽番組、バラエティ番組、ENG取材、音楽ライブ、CM、劇映画など、幅広い分野で撮影を手 

がけてきました。また、海洋研究開発機構(JAMSTEC)で潜水訓練を受け、水中カメラマ ンとしても活躍。2003年に「撮影のはしもと」を設立、現在も撮影監督、カメラオペレー ター、ドローンパイロットとして活動しています。 

「私たちのミスター・マツラ」のために橋本が編成したチームには、豊富な経験を持つ株式 会社ウイング・ティーのカメラオペレーター、宮脇昭彦、ビデオエンジニア、スチールカメ ラマンとしての経験も持つ村山雄亮、照明はミュージックビデオ、ドラマ、映画、テレビな ど幅広い分野で活躍し、BONDSを設立した後藤謙一、録音技師のほか、カメラアシスタント の中嶋梓穂里、そして制作アシスタント兼ドライバーの矢野優希、北村英樹が参加しまし た。 

「私たちのミスター・マツラ」は彼ら一人一人の力に支えられて完成しました。

OMM US Crew with Barry George OCHS
OMM Japan crew and Beth Filming - Tokyo
Kevin and Jordan
Akihiko and crew
Crew and Barry George
Kevin and Beth in Okanogan
Akihiko and crew
Beth and Hatsumi